待ちに待った海外旅行の準備をしている時間は、とてもワクワクするものですね。行き先が決まり、持ち物をリストアップする中で、意外と忘れがちなのが「サングラス」の準備です。日本ではファッションアイテムとしての印象が強いかもしれませんが、海外の環境では目を守るための必需品となるケースが多くあります。
海外旅行サングラスは、現地の強い日差しから目を保護するだけでなく、観光をより快適に楽しむための心強い味方になってくれます。しかし、いざ選ぼうとすると、どのような基準で選べば良いのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。レンズの機能やデザイン、持ち運びのしやすさなど、考慮すべき点はたくさんあります。
この記事では、メガネのプロの視点から、海外旅行に最適なサングラスの選び方や、現地での活用術を分かりやすく解説します。皆さんの旅がより素晴らしいものになるよう、納得のいく1本を見つけるお手伝いをさせていただきます。ぜひ最後までチェックして、出発前の準備に役立ててください。
海外旅行サングラスが必要な理由と知っておきたいメリット

海外旅行へ出かける際、なぜサングラスが重要視されるのでしょうか。日本にいる時以上に、屋外で過ごす時間が長くなる旅行中には、目にかかる負担が想像以上に大きくなります。まずは、サングラスを持つことで得られる具体的なメリットを確認しておきましょう。
日本の数倍にもなる海外の強力な紫外線から目を守る
海外の多くの国、特に赤道に近い地域や高地では、日本よりもはるかに強力な紫外線が降り注いでいます。紫外線を長時間浴び続けることは、角膜の炎症や白内障などの眼病リスクを高める原因となり得ます。美しい景色を安心して楽しむためには、まず物理的に光を遮ることが大切です。
また、紫外線は目から吸収されることで、脳が「日差しが強い」と判断し、肌のメラニン生成を促進させるとも言われています。つまり、日焼け止めを塗るだけでなく、サングラスで目を守ることが全身のUV対策に繋がるのです。快適な旅を終えた後の健康管理としても、サングラスは欠かせない存在と言えるでしょう。
特にヨーロッパやオセアニアなど、日本よりも日差しが鋭く感じる地域では、現地の人々の多くが日常的にサングラスを着用しています。これは単なるおしゃれではなく、目を守るための生活習慣として根付いているものです。皆さんも現地の環境に合わせて、しっかりと対策を講じることをおすすめします。
慣れない環境での眼精疲労を大幅に軽減する
海外旅行中は、地図を見たり美しい建造物を眺めたりと、常に目を酷使しています。強い日差しの中で眩しさを感じながら目を見開いていると、目の周りの筋肉が緊張し続け、知らず知らずのうちに疲労が蓄積してしまいます。これが原因で夕方には頭痛やひどい疲れを感じることも少なくありません。
サングラスを着用することで、目に入る光の量を適切にコントロールでき、目を細める動作を減らすことができます。これにより眼精疲労が軽減され、一日中元気に観光を続けるための体力を温存できるようになります。せっかくの旅行ですから、疲れを最小限に抑えて、一分一秒を大切に過ごしたいものです。
また、眩しさが抑えられることで、景色の色彩がより鮮明に見えるようになる効果もあります。ギラついた反射光をカットすることで、空の青さや木々の緑が本来の色味で目に飛び込んでくるため、旅の感動もより一層深まることでしょう。視覚的なストレスを取り除くことは、旅行の質を高める重要なポイントです。
防犯やプライバシー保護としての役割も果たす
海外旅行では、日本とは異なる治安環境に身を置くことになります。そんな時、サングラスは意外な防犯効果を発揮することがあります。目元を隠すことで、自分の視線がどこを向いているかを周囲に悟られにくくする効果があるため、スリや勧誘のターゲットになるリスクを減らせる場合があります。
例えば、観光地で地図やスマートフォンを確認している際、視線が泳いでいると「不慣れな観光客」として狙われやすくなりますが、サングラスをしていればその隙を見せにくくなります。また、慣れない場所で少し不安を感じている時でも、顔の半分が隠れていることで心理的な安心感を得られるというメリットもあります。
もちろん、全ての場所でサングラスが有効なわけではありませんが、適切なシーンで活用することで、自分を守る一つの手段になります。ただし、屋内や宗教施設、あるいは現地の人と対面で会話をする際には、失礼にならないよう適切に外すマナーも忘れないようにしたいですね。
海外旅行サングラスの賢い選び方:レンズ機能編

サングラスの心臓部とも言えるのがレンズです。見た目の色だけで選んでしまうと、実は紫外線カット機能が不十分だったり、視界が暗くなりすぎて使いにくかったりすることがあります。海外旅行で役立つレンズの選び方を、スペックに注目して見ていきましょう。
「UVカット率」と「可視光線透過率」を正しくチェック
最も重要なのは、紫外線から目を守る能力です。購入時には必ず「UVカット率」または「紫外線透過率」を確認してください。「UV400」と表記されているものは、紫外線を99%以上カットしてくれるため、海外旅行用として非常に信頼性が高いです。レンズの色が濃いからといって、必ずしもUVカット性能が高いわけではない点に注意が必要です。
次に確認したいのが「可視光線透過率」です。これはレンズがどれくらいの光を通すかを示す数値で、0%に近いほど暗く、100%に近いほど裸眼に近い明るさになります。海外旅行での一般的な観光用であれば、15%〜30%程度のものを選ぶと、眩しさをしっかり抑えつつ、適度な明るさを保つことができるのでおすすめです。
数値選びの目安として、以下の表を参考にしてみてください。行き先の気候や活動する時間帯に合わせて調整するのがベストです。あまりに暗すぎるレンズは、曇天時や日陰に入った際に視界が悪くなり、かえって危険な場合もあるためバランスが大切です。
| 使用シーン | おすすめの透過率 | 特徴 |
|---|---|---|
| 快晴のビーチ・雪山 | 10% 〜 15% | 非常に強い日差しを強力にカットします。 |
| 一般的な観光・街歩き | 20% 〜 30% | 眩しさを防ぎつつ、自然な視界を確保します。 |
| 曇り空・夕暮れ時 | 40% 〜 70% | コントラストを高め、視界を明るく保ちます。 |
照り返しを抑える「偏光レンズ」の圧倒的なメリット
海外旅行をより鮮やかな景色とともに楽しみたいなら、ぜひ「偏光レンズ」を検討してみてください。通常のサングラスは光の量を全体的に落とすだけですが、偏光レンズは特殊なフィルターによって、路面や水面、建物の窓ガラスなどからの「不快な反射光」だけを効率よくカットしてくれます。
例えば、南国のビーチで海を眺める際、水面のギラつきが抑えられることで、驚くほど透き通った海中の様子まで見ることができるようになります。また、ドライブ旅行中であれば、対向車のフロントガラスの反射やアスファルトの照り返しが消えるため、長時間の運転でも目が疲れにくくなるという大きな利点があります。
偏光レンズは、一度使うとその視界のクリアさに驚き、手放せなくなる方が多いアイテムです。ただし、スマートフォンの画面や液晶ディスプレイを見ると、角度によって虹色に見えたり、画面が真っ暗に見えたりすることがあります。デジカメでの撮影や地図確認の際には、少し慣れが必要になるかもしれません。
行き先や目的に合わせた「レンズカラー」の選び方
レンズの色は、ファッション性だけでなく、見え方の特性を左右します。グレー系のレンズは、光を均一にカットするため、景色の色味が最も自然に見えるのが特徴です。どんな服にも合わせやすく、長時間の観光でも違和感なく使用できる万能カラーとして人気があります。
一方で、ブラウン系のレンズはコントラストを高める効果があります。青色光をカットしてくれるため、風景がくっきりと見えやすく、ゴルフやトレッキングなどのアクティビティにも適しています。また、肌馴染みが良く、顔立ちを柔らかく見せてくれる効果も期待できるため、女性にもおすすめの色味です。
グリーン系のレンズは、赤や緑といった色を強調しつつ、目に優しいリラックス効果があると言われています。自然豊かな場所を訪れる際には、木々の緑が美しく映えるため、公園散策や森の散策にぴったりです。自分の旅のスタイルに合わせて、どの色の視界が最も心地よいかを選んでみてください。
レンズカラー選びのヒント
・自然な視界を求めるなら:グレー系
・遠くをくっきり見たいなら:ブラウン系
・リラックスした視界なら:グリーン系
・個性を出すなら:ブルーやピンク(ミラー加工もおすすめ)
海外旅行サングラスの賢い選び方:フレーム・フィット感編

機能性の高いレンズを選んだら、次はフレームに注目しましょう。海外旅行では、朝から晩まで長時間サングラスを着用し続けることも珍しくありません。ストレスなく使い続けるためには、自分の顔の形に合っていることや、旅先での取り回しの良さが非常に重要になります。
長時間の着用でも疲れにくい軽量素材を選ぶ
サングラスの重さは、鼻や耳への負担に直結します。旅行中は移動が多く、アクティブに動くため、できるだけ軽量なモデルを選ぶのが賢明です。チタン素材や、TR-90といった高機能プラスチック素材を使用したフレームは、驚くほど軽く、付けていることを忘れてしまうほど快適です。
重いフレームを長時間かけていると、鼻パッドの跡が深く残ってしまったり、こめかみが痛くなって頭痛を誘発したりすることもあります。せっかくの旅行で体調を崩しては元も子もありません。お店で試着する際は、少し長めに掛けてみて、顔への圧迫感がないかをしっかり確認しましょう。
また、軽量なだけでなく「弾力性」のある素材を選ぶと、不意の衝撃でも壊れにくいため安心です。スーツケースやバッグの中で少し押されてしまっても、しなやかにしなる素材であれば、フレームが歪むリスクを最小限に抑えることができます。耐久性と軽さのバランスを重視して選んでみてください。
鼻パッドやテンプルの調整でズレを防止する
海外ブランドのサングラスを購入する際に特に注意したいのが、鼻パッドの高さです。欧米人向けに設計されたモデルは、鼻パッドが低く設定されていることが多く、日本人が着用すると頬にフレームが当たったり、すぐにズレ落ちてしまったりすることがあります。これを防ぐには「アジアンフィット」モデルを選ぶのが一番の近道です。
また、鼻パッドがクリングス(金属の足)タイプであれば、後から細かな調整が可能です。自分の鼻の高さや角度に合わせてフィッティングを受けることで、激しく動いてもズレにくい安定した掛け心地を手に入れることができます。メガネ店で購入する際は、必ずプロによるフィッティング調整をお願いしましょう。
耳にかけるテンプル(つる)の部分も重要です。耳の後ろのカーブにぴったり沿うように調整されていると、重さが分散され、特定の場所に痛みが出るのを防げます。海外旅行では汗をかくシーンも多いため、滑り止めの効果があるラバー素材がテンプルエンドに使われているタイプも、ズレ防止には非常に効果的です。
盗難や紛失のリスクを考えた価格帯の検討
お気に入りの高級ブランドのサングラスを旅行に持っていきたい気持ちは分かりますが、海外旅行には紛失や盗難のリスクが常に付きまといます。レストランのテーブルに置いたままにしてしまったり、ビーチで波にさらわれてしまったりすることもあり得ます。あまりに高価すぎるものは、精神的な負担になる可能性も考慮しましょう。
もちろん、気に入ったものを使うのが一番ですが、壊れても「旅の思い出」として割り切れるくらいの価格帯のものを選ぶか、あるいは予備のサングラスを用意しておくのがスマートです。最近では、手頃な価格でも高いUVカット性能と優れたデザインを両立したサングラスがたくさん販売されています。
また、海外の空港の免税店や現地のセレクトショップでサングラスを探すのも、旅の楽しみの一つです。しかし、現地で購入する場合はフィッティングの調整が難しい場合もあります。日本で自分にぴったりの1本を見つけておき、それをメインに使う方が、結果的にストレスの少ない旅を楽しめるはずです。
折りたたみタイプなら持ち運びもスマート
海外旅行中は、サングラスを掛けたり外したりする場面が頻繁にあります。屋内に入った際や、写真を撮る際など、外したサングラスの置き場所に困ったことはありませんか。そんな時に便利なのが、フレームの中央やテンプルで小さく折り畳める「フォールディングタイプ」のサングラスです。
折りたたみタイプであれば、専用の小さなケースに入れてポケットや小さなショルダーバッグに収めることができます。一般的なサングラスのように大きなケースを持ち歩く必要がなく、荷物を最小限にしたい旅行者にとって非常に魅力的な選択肢です。最近では、折りたたみとは思えないほどスタイリッシュなデザインも増えています。
ただし、折りたたみ構造を持つモデルは、可動部分が多くなるため、通常のフレームに比べると強度の面で少しデリケートな場合があります。丁寧に取り扱う必要はありますが、その利便性は一度味わうと手放せません。パッキングの効率を重視するなら、ぜひ候補に入れてみてはいかがでしょうか。
サングラスのフィッティングは、旅行中の快適さを左右する隠れた重要ポイントです。出発前に、お近くのメガネ店でメンテナンスを受けておくと、ネジの緩みなどもチェックしてもらえて安心ですよ。
シーン別!おすすめの海外旅行サングラススタイル

旅行の行き先によって、求められる機能やデザインは変わります。訪れる場所の雰囲気に馴染みつつ、その場に最適な性能を持つサングラスを選ぶことで、より充実した時間を過ごすことができます。ここでは、代表的な3つのシーンに合わせておすすめのスタイルを提案します。
リゾート地・ビーチで映える大きめフレーム
ハワイや東南アジアのリゾート、地中海のビーチなどを訪れるなら、少しボリュームのある大きめのフレームがよく映えます。リゾート地特有の開放的なファッションとの相性が良く、優雅な雰囲気を演出してくれます。また、レンズ面積が広いことで、横からの光の侵入もしっかり防いでくれる実用性も兼ね備えています。
ビーチでは砂や海水の反射が非常に強いため、レンズは少し濃い目の色か、華やかなミラーコーティングが施されたものがおすすめです。ミラーレンズは眩しさを強力にカットするだけでなく、外から目元が見えないため、リラックスした表情でゆったりと過ごすことができます。水着やリゾートワンピースに合わせて、カラーフレームを楽しむのも良いですね。
素材については、海水や砂に触れる可能性があるため、錆びにくいプラスチック素材のものが安心です。メタルパーツが多用されているものは、帰宅後にしっかり真水で洗わないと劣化の原因になることがあります。扱いやすさを重視しつつ、写真映えも意識したセレクトを楽しんでください。
都市部の観光・街歩きに馴染む定番デザイン
パリやニューヨーク、ロンドンといった大都市での街歩きには、クラシックで洗練されたデザインが馴染みます。ウェリントン型やボストン型といった定番の形状は、どんな服装にも合わせやすく、カフェに入ったり美術館を訪れたりする際も浮くことがありません。知的な印象を与えるメタルフレームも素敵です。
都市部では、建物の中と外を行き来することが多いため、レンズの色は濃すぎないもの(透過率25%〜30%程度)が使い勝手が良いでしょう。最近のトレンドであるライトカラーレンズであれば、屋外での眩しさを抑えつつ、屋内に入ってもある程度の視界が確保できるため、着脱の手間が省けるというメリットもあります。
また、街歩きでは多くの写真を撮る機会があるはずです。サングラスを掛けたまま自撮りをする際、レンズに自分の姿や背景が綺麗に写り込むのも思い出になります。ファッションの一部として、自分自身のパーソナリティを表現できるような、お気に入りのブランドや形を選んでみましょう。
アクティブな自然散策や登山向けのスポーツタイプ
国立公園でのハイキングやトレッキング、サイクリングなどのアクティビティがメインの旅なら、機能性を最優先したスポーツタイプがベストです。顔のカーブに沿ったハイカーブ設計のフレームは、広い視野を確保するだけでなく、横から入り込む紫外線や風、埃、虫などから目を守ってくれます。
スポーツタイプの多くは、激しい動きでもズレないようにノーズパッドやイヤーソックに特殊なゴム素材が使われています。汗をかいても滑りにくく、常に最適なポジションをキープしてくれるので、アクティビティに集中することができます。レンズには、地面の起伏がはっきり見えるハイコントラストレンズを搭載したモデルが特におすすめです。
また、山岳地帯では天候が変わりやすいため、光の量に合わせてレンズの濃さが変わる「調光レンズ」も非常に便利です。明るい場所では濃く、日陰や夕暮れ時には薄くなるため、1本のサングラスで一日中対応することができます。装備を簡素化したいアウトドア派の旅行者には、これ以上ない選択となるでしょう。
海外旅行にサングラスを持っていく際の注意点とケア

サングラスを無事に現地へ運び、旅行中も良い状態を保つためには、いくつかのコツがあります。日本とは異なる環境下では、思いがけないトラブルでサングラスがダメージを受けてしまうことも。大切な愛用品を守るための具体的な方法を確認しておきましょう。
機内持ち込みやスーツケースへのパッキング術
サングラスをパッキングする際、最も避けたいのがフレームの破損やレンズの傷です。基本的には、強固なハードケースに入れて持ち運ぶことを強く推奨します。ソフトケースや巾着袋では、スーツケース内での圧迫や、移動中の衝撃に耐えられない可能性が高いからです。
スーツケースに入れる場合は、衣類などの柔らかいものに挟むようにして、ケース自体が動かないように固定しましょう。また、機内でも読書や映画鑑賞の合間にサングラスを使いたい場面があるかもしれません。その場合は、手荷物の取り出しやすい場所にケースを収納しておくとスムーズです。座席のシートポケットに裸のまま入れるのは、傷の原因になるので避けましょう。
予備のサングラスを持っていく場合も、それぞれ個別のケースに入れるのが理想ですが、荷物を減らしたい時は、一つを着用し、もう一つを頑丈なケースに入れて持ち運ぶといった工夫をしてみてください。紛失が心配な方は、首から下げられる「グラスコード」を活用するのも、落下防止と紛失対策に非常に有効です。
現地の気候による劣化を防ぐお手入れ方法
旅行中は、砂埃や汗、海水、皮脂など、サングラスを汚す要素がたくさんあります。汚れを放置しておくと、レンズのコーティングが剥がれたり、フレームの金属部分が錆びたりする原因になります。毎晩ホテルに戻った際に、簡単にお手入れをする習慣をつけましょう。
お手入れの基本は、まず表面のゴミを優しく吹き飛ばすか、水洗いすることです。いきなりクロスで拭いてしまうと、付着した砂埃でレンズを傷つけてしまうことがあります。水洗いした後は、ティッシュで水分を吸い取り、清潔なメガネ拭き(マイクロファイバークロス)で優しく仕上げてください。石鹸やハンドソープは、レンズのコーティングを傷める恐れがあるため、専用のクリーナーか薄めた中性洗剤以外は使用しないようにしましょう。
特に注意が必要なのが「熱」です。真夏の車内や、ダッシュボードの上にサングラスを放置するのは厳禁です。高温多湿な環境では、レンズのコート膜が熱膨張の差によってひび割れる「クラック」という現象が起きやすくなります。南国への旅行では特に、サングラスの置き場所には気を配ってください。
旅行に持っていくお手入れセット
・清潔なマイクロファイバークロス(予備も含めて2枚あると安心)
・携帯用のメガネクリーナー(除菌効果があるものもおすすめ)
・精密ドライバー(ネジの緩みを直すためにあると便利)
万が一の破損や紛失に備える予備の準備
どんなに気をつけていても、旅行中にサングラスが壊れたり、どこかに置き忘れたりしてしまう可能性はゼロではありません。視力が弱く、度付きサングラスを使用している方にとって、サングラスを失うことは観光の快適さを著しく損なう事態になります。余裕があれば、ぜひ「予備の1本」を用意しておきましょう。
予備のサングラスは、必ずしもメインのものと同じスペックである必要はありません。例えば、安価でシンプルなデザインのものや、以前使っていた古いモデルでも構いません。それがあるだけで、「もし失くしても大丈夫」という安心感が生まれ、より心から旅行を楽しむことができるようになります。
また、同行者がいる場合は、お互いのサングラスの予備を共有できるようなスタイルにしておくのも一つの手です。海外の現地で自分に合うものをすぐに買い直すのは、言葉の壁や時間の制約もあり、意外と大変な作業です。事前の備えが、トラブルを最小限に抑える鍵となります。
海外旅行サングラスをより快適に活用するポイント

サングラスを手に入れたら、あとは現地でどう使いこなすかです。海外ならではの習慣や、さらに快適に過ごすためのアイデアを知っておくことで、サングラスは単なる道具以上の価値を発揮してくれます。最後に応用的な活用ポイントをお伝えします。
サングラスの着脱マナーを知っておこう
日本ではそれほど厳しく意識されないこともありますが、海外の国や地域によっては、サングラスの着脱が重要なマナーとされる場面があります。例えば、キリスト教の教会や寺院などの宗教施設に入場する際は、帽子と同様にサングラスも外すのが基本です。神聖な場所への敬意を示す動作として覚えておきましょう。
また、対面で人と会話をする際、特にレストランでの注文時やホテルのチェックイン、現地の警察官や係員と話す際などは、一時的にサングラスを外すか、額に上げるなどして「目を見せる」ことが信頼関係を築く上で大切です。目元が隠れたままだと、相手に不信感や威圧感を与えてしまうことがあります。
基本的には、屋内に入ったら外すのがスマートです。しかし、日差しの差し込むカフェの窓際など、眩しさを感じる場所ではそのままでも問題ないことが多いです。周囲の現地の人の様子を観察しながら、臨機応変に対応できるようになると、旅慣れた印象を与えることができますね。
度付きサングラスやオーバーグラスの活用
普段メガネをかけている方にとって、サングラス選びはさらに悩ましい問題かもしれません。最も快適なのは、自分の視力に合わせた「度付きサングラス」を作ることです。コンタクトレンズの手間がなく、裸眼のような感覚で景色を楽しめるのは大きな魅力です。最近では、最短即日で仕上げてくれるお店も増えています。
もし度付きサングラスを作る時間がなかったり、コストを抑えたかったりする場合は、メガネの上から掛けられる「オーバーグラス」や、クリップで取り付ける「クリップオンサングラス」も非常に有効です。これらは、普段使い慣れたメガネの視界をそのままに、必要な時だけ眩しさをカットできるため、実用性が非常に高いアイテムです。
また、前述した「調光レンズ」を普段のメガネのレンズとして採用するのも一つの解決策です。屋外に出ると自動的にサングラスになり、屋内に入れば透明なメガネに戻るため、付け外しの手間が一切ありません。自分のライフスタイルや視力に合わせて、最適な方法を選んでみてください。
現地の免税店やショップでの購入体験
海外旅行の楽しみの一つに、ショッピングを挙げる方も多いでしょう。特に空港の免税店や、ハワイ、ヨーロッパなどのブランドショップでは、日本未発売のモデルや、日本よりも安価に手に入るサングラスが見つかることがあります。旅の記念として、現地でサングラスを新調するのも素晴らしい思い出になります。
ただし、海外で購入する際は、前述した通り「サイズ感」に注意が必要です。鏡で見た時は素敵でも、実際に長時間掛けてみると痛くなったりズレたりすることがあります。可能であれば、その場できちんと調整(フィッティング)をしてもらえるか確認しましょう。また、保証内容が日本でも有効かどうかもチェックしておくと安心です。
現地で買ったサングラスをその場で使い始めるのも楽しいですが、やはり使い慣れた「日本で調整済みの1本」をメインに持っておくのが、トラブルを避けるための基本です。新しいサングラスは、サブとして、あるいは帰国後のお楽しみとして位置づけるのが、賢い旅行者の選択と言えるかもしれません。
サングラスは、現地の人とのコミュニケーションのきっかけになることもあります。「素敵なサングラスだね」と声をかけられることもあるかもしれません。お気に入りの1本とともに、素敵な出会いを楽しんでください。
海外旅行サングラスで快適な旅を楽しむためのまとめ
海外旅行におけるサングラスは、単なるファッションアイテムではなく、強力な紫外線から目を守り、旅の疲れを軽減してくれる非常に重要な道具です。自分に合った1本を選ぶことで、目の健康を保ちながら、現地の素晴らしい景色を余すことなく堪能できるようになります。
選び方のポイントとしては、まず「UV400」などの高いUVカット性能と、利用シーンに合わせた「可視光線透過率」を確認しましょう。さらに、照り返しを防ぐ「偏光レンズ」や、顔の形にフィットする「軽量なフレーム」を選ぶことで、長時間の観光も格段に快適になります。行き先や目的に合わせたスタイル選びも、旅を彩る楽しみの一つです。
また、旅行中のパッキングや日々のお手入れ、マナーといった運用面にも気を配ることで、トラブルを防ぎ、よりスマートにサングラスを活用できます。度付きの方やコンタクト派の方も、自分にぴったりの方法を見つけてみてください。この記事を参考に、最高のパートナーとなるサングラスを見つけ、忘れられない海外旅行の思い出を作ってきてくださいね。




