「メガネを外した時の置き場所に困る」「老眼鏡をいちいちケースにしまうのが面倒」そんな悩みを持つ男性にとって便利なのがメガネチェーン(グラスコード)です。しかし、いざ使おうと思うと「メガネチェーンを男が使うのはダサいのではないか?」と不安に感じる方も少なくありません。
かつては「おじいちゃんが使うもの」というイメージが強かったメガネチェーンですが、最近ではファッションアイテムとして再注目されています。選び方やコーディネートのコツを抑えれば、実用的なだけでなく、大人の男性の知性やこだわりを演出するアクセサリーになります。
この記事では、メガネチェーンがダサいと言われる理由を紐解きながら、おしゃれに見える素材選びや最新のトレンド、シーン別の活用方法まで詳しく解説します。機能性とスタイルを両立させて、ワンランク上のメガネライフを楽しみましょう。
メガネチェーンが男だとダサいと思われる理由と誤解

メガネチェーンに対して「ダサい」というネガティブなイメージを持つ人は、特定の古いスタイルを思い浮かべていることが多いようです。まずは、なぜそのような印象が定着してしまったのか、その背景を整理してみましょう。
「おじいちゃん」のイメージが強い
多くの人が「メガネチェーン=ダサい」と感じる最大の理由は、昭和の時代から続く「老眼鏡をかけた高齢者が使うもの」という固定観念です。一昔前のメガネチェーンは、純粋に紛失防止だけを目的に作られており、デザイン性が二の次になっているものがほとんどでした。
特に、金色の細いチェーンや、実用性重視の太い紐タイプなどは、昔ながらの事務員さんや年配層を連想させやすいため、若い世代やファッションに敏感な層からは敬遠されがちでした。しかし、現在は素材やシルエットが劇的に進化しており、このイメージは過去のものになりつつあります。
現代のデザインは、ネックレスやブレスレットに近い感覚で作られており、装着した時の見え方が計算されています。古いイメージを払拭するためには、まず「機能のための道具」ではなく「顔周りのアクセサリー」として捉え直すことが大切です。
ファッションとのミスマッチ
どんなに良いアイテムでも、服装と合っていなければチグハグな印象を与えてしまいます。例えば、スポーティーなナイロン製のストラップをフォーマルなスーツに合わせてしまったり、逆に重厚すぎるシルバーチェーンをカジュアルなTシャツに合わせたりすると、違和感が生じます。
「ダサい」と感じられる原因の多くは、この「組み合わせのミス」にあります。メガネチェーンが顔の近くという目立つ場所に位置するため、全体のコーディネートから浮いてしまうと、一気に野暮ったく見えてしまうのです。
自分に似合うスタイルを理解せずに、ただ便利だからと適当なものを選んでしまうと、周囲には「身だしなみに無頓着な人」と映ってしまう可能性があります。自分の普段の服装の系統に合わせた素材選びが、脱・ダサいへの近道と言えるでしょう。
チェーンがブラブラして落ち着かない印象
メガネチェーンは、メガネを外した際に胸元で吊るす構造上、どうしても動きが出てしまいます。この「ブラブラと揺れる様子」が、落ち着きのない印象や、だらしない印象を与えてしまうケースがあります。
特に長さ調節が適切でない場合、歩くたびに大きな弧を描いて揺れたり、食事の際に邪魔になったりすることで、スマートさを損なってしまいます。また、細すぎるチェーンが絡まっている様子も、清潔感に欠ける要因となります。
こうした視覚的なうるささを解消するためには、適度な重量感のある素材を選んで揺れを抑えるか、あるいは体にフィットしやすい長さのものを選ぶ工夫が必要です。動きを計算に入れた装着方法を知ることで、大人の余裕を感じさせる着こなしが可能になります。
ダサいと言わせない!メンズ向けメガネチェーンの選び方

メンズがメガネチェーンをおしゃれに取り入れるためには、素材の質感が極めて重要です。安っぽさを排除し、大人の男性にふさわしい「こだわり」を感じさせるアイテムを選ぶためのポイントを見ていきましょう。
レザー(本革)素材で大人っぽさを演出
最もおすすめしたいのが、本革を使用したレザータイプのグラスコードです。レザーは使い込むほどに味わいが増すエイジング(経年変化)を楽しむことができ、男性のライフスタイルに自然に馴染みます。
細めに編み込まれたレザーコードは、上品で落ち着いた印象を与え、ジャケットスタイルやきれいめなカジュアルスタイルに最適です。金属のキラキラした光沢が苦手な方でも、マットな質感のレザーなら抵抗なく取り入れられるでしょう。
黒のレザーなら都会的でクールな印象に、ブラウン系なら柔らかく温かみのある印象になります。靴やベルトの色と合わせることで、コーディネート全体の統一感が格段にアップし、洗練された大人の雰囲気を醸し出すことができます。
金属製ならマット加工やアンティーク調を
メタルチェーンを選ぶ場合は、光沢が強すぎるものを避けるのが鉄則です。ピカピカのゴールドやシルバーは、どうしても古いイメージの「おじいちゃん感」が出てしまいやすいため、加工に注目しましょう。
ツヤを抑えた「マット加工」や、長年使い込んだような風合いの「アンティーク加工(いぶし銀など)」が施されたチェーンは、肌馴染みが良く、アクセサリーとしての主張も控えめで上品です。
また、喜平タイプのような太めのチェーンよりも、ベネチアンチェーンやボールチェーンといった、繊細ながらも男性らしいディテールを持つものを選ぶとスマートです。金属ならではの重厚感が、顔周りをキリッと引き締めてくれる効果も期待できます。
アウトドア・スポーツなら機能性コード
アクティブなシーンで使うなら、パラコード(パラシュートコード)やラバー素材、ナイロン製のストラップが活躍します。これらは耐久性が高く、汗や水にも強いため、キャンプや釣り、スポーツなどの場面で真価を発揮します。
アウトドアブランドからリリースされているものは、デザインも現代的でカラーバリエーションが豊富です。あえて明るい色を選んで差し色として使うのもおしゃれですが、初心者はネイビーやカーキ、ブラックなどの落ち着いたアースカラーを選ぶと失敗がありません。
これらの素材は「実用性のためのギア」という側面が強いため、ラフな服装であれば「ダサい」と思われることはまずありません。むしろ、道具を使いこなしている機能美を感じさせ、こなれた印象を与えることができるでしょう。
アセテート素材でメガネとの一体感を出す
メガネのフレームと同じ素材である「アセテート(プラスチックの一種)」で作られたチェーンも注目されています。フレームと同じ質感や色味を合わせることで、まるで最初から一体だったかのような調和が生まれます。
アセテート素材は非常に軽く、金属アレルギーの心配もありません。大ぶりなパーツを繋げたデザインであっても、素材の透明感や色の深みによって、ポップでありながら知的な印象を作ることができます。
べっ甲柄やクリアカラーなど、メガネフレームでお馴染みの柄を選ぶと、顔馴染みが非常に良く、唐突な印象を与えません。個性を出しつつも、全体のバランスを崩したくないという方には最適な選択肢です。
メガネチェーンを装着する際のコーディネート術

アイテム選びが終わったら、次はそれをどう着こなすかが重要です。せっかくの良いアイテムも、装着方法や服との組み合わせ次第で印象が大きく変わります。好印象を与えるための具体的なテクニックを紹介します。
Vネックやシャツの襟元を活用する
メガネチェーンは、トップスの首回りの形状に大きく影響されます。特におすすめなのが、Vネックのニットやカットソー、あるいはボタンを少し開けたシャツとの組み合わせです。襟元に「V字」のラインができることで、チェーンがそのラインに沿って綺麗に収まります。
詰まったクルーネック(丸首)の上に重厚なチェーンを乗せると、首元が窮屈に見えたり、チェーンが浮いて見えたりすることがあります。襟元に少し余裕を持たせることで、チェーンがアクセサリーとして自然なゆとりを持って垂れ下がり、リラックスした雰囲気を演出できます。
シャツの場合は、襟の内側にチェーンを通すか外側に出すかで印象が変わります。よりスマートに見せたい時は、後ろ側を襟の中に隠し、胸元からだけチェーンが見えるようにすると、控えめで上品な印象になります。
アクセサリーのトーンを統一する
メガネチェーンを着用する際は、他のアクセサリーや時計との相性を考えることが不可欠です。例えば、シルバーの腕時計を付けているのに、メガネチェーンだけがゴールドだと、視覚的な情報が散らばって落ち着かない印象になります。
基本的には、「金属の色を揃える」ことが鉄則です。シルバーならシルバー系で、ゴールドならゴールド系で統一しましょう。また、結婚指輪などがプラチナであれば、チェーンもシルバー系にするのが無難です。
レザーのチェーンを使う場合は、先述の通り時計のベルトや靴の色と合わせると非常にまとまりが良くなります。こうした細かな配慮が「適当に付けている感」を払拭し、意図的に選んでいるという「お洒落さ」に繋がります。
メガネ自体のデザインとの相性
チェーンばかりに目が行きがちですが、土台となるメガネとの相性も無視できません。細身のメタルフレームに極太のレザーコードを合わせると、重さのバランスが悪く見えてしまいます。逆に、太めのセルフレームに華奢すぎる細いチェーンも、どこか頼りない印象です。
基本的には「フレームの太さやボリューム感に合わせる」のが正解です。クラシックなボストン型にはアンティーク調の細いメタルチェーン、力強いウェリントン型には編み込みのレザーコードなど、メガネの持つ雰囲気を強化するような組み合わせを選びましょう。
また、サングラスにグラスコードを合わせるのも非常に相性が良いです。サングラスはもともとファッション性が高いため、少し存在感のあるチェーンを合わせても違和感がなく、むしろ海外のセレブリティのような洗練されたバカンススタイルが完成します。
コーディネートのポイントまとめ
・首元のデザインに合わせてチェーンの垂れ方を調整する
・時計やベルトなど、他の小物と素材や色を統一する
・メガネフレームのボリュームに合わせたチェーンの太さを選ぶ
メンズがメガネチェーンを使うメリットと実用性

「ダサい」という懸念を解消できれば、メガネチェーンは男性にとって非常にメリットの多いアイテムです。日常生活のあらゆる場面で感じていた「ちょっとしたストレス」を劇的に改善してくれます。
紛失や落下防止に役立つ
メガネユーザーにとって最大の悩みは、メガネをどこに置いたか忘れてしまうことや、不意の衝撃で落下させてしまうことです。特に外出先や旅行中、メガネを外した際にポケットに入れたり、頭に乗せたりするのは、破損や紛失のリスクが伴います。
メガネチェーンを使っていれば、外した瞬間にそのまま胸元へ下ろすだけで良いため、置き忘れが物理的に発生しません。また、作業中にメガネがズレ落ちそうになっても、チェーンがセーフティネットの役割を果たし、床への衝突を防いでくれます。
高価なフレームや思い入れのあるメガネを使っている人ほど、こうした安心感は大きなメリットになります。アクティブに動く場面ではもちろん、デスクワークでの集中・弛緩の切り替え時にも、この安心感が精神的な余裕を生みます。
老眼鏡やサングラスの掛け外しがスムーズ
遠近両用メガネではない場合、近くを見る時だけ老眼鏡をかける、あるいは屋外でだけサングラスをかけるといった「頻繁な掛け外し」が発生します。そのたびにケースから出し入れするのは、非常に手間がかかるものです。
メガネチェーンがあれば、必要ない時は首から下げておき、必要な時だけサッと装着できます。この一連の動作が非常にスマートに見えるのも、大人の男性にとっては嬉しいポイントです。もたつくことなく必要なツールを使いこなす姿は、周囲に仕事ができる印象を与えます。
特にビジネスシーンでの会議中や、カフェでメニューを見る際など、さりげなくメガネを手にする所作は、チェーンがあることでより流れるような動きになります。実用性がそのままスタイリッシュな振る舞いに繋がるのです。
首元のアクセントとしてのファッション効果
男性のファッションは、女性に比べて使えるアクセサリーが限られています。ネックレスを付けるのは気恥ずかしいという方でも、メガネチェーンなら「メガネの付属品」という名目があるため、自然に取り入れることができます。
シンプルなTシャツやニット一枚の格好になりがちな季節でも、胸元に一本のラインが加わるだけで、視線が上に誘導され、スタイルが良く見える効果があります。適度な素材感が加わることで、装いに奥行きが生まれるのも魅力です。
「機能のために付けている」という大義名分がありながら、実は顔周りを華やかに見せてくれる。この絶妙なバランスこそが、メガネチェーンが長く愛され続けている理由です。実用性を追求した結果がおしゃれに見える、という機能美の極致とも言えるでしょう。
失敗しないためのメンズメガネチェーン選びの比較表

素材ごとの特徴を理解することで、自分のライフスタイルに最適な一本を見つけやすくなります。代表的な4つの素材を比較してみましょう。自分の優先順位に合わせて選んでみてください。
| 素材タイプ | 主な特徴 | おすすめのシーン | 印象 |
|---|---|---|---|
| レザー(本革) | 耐久性が高く、経年変化を楽しめる | オフィス、休日カジュアル | 上品、落ち着き、こだわり |
| メタル(アンティーク) | アクセサリー感が強く、高級感がある | パーティー、フォーマル、古着 | 知的、クール、重厚 |
| ナイロン・コード | 軽くて丈夫、カラーが豊富 | アウトドア、スポーツ、DIY | アクティブ、スポーティー |
| アセテート | メガネとの馴染みが良く、軽量 | タウンユース、クリエイティブ | 個性的、モダン、軽やか |
自分の顔立ちや髪型との相性
選ぶ際は、自分の顔のパーツや髪型とのバランスも考慮しましょう。例えば、ヒゲを蓄えている方や骨格がしっかりしている方は、少し太めのレザーや存在感のあるチェーンが似合います。逆に中性的な顔立ちや短髪ですっきりした印象の方は、細身のメタルチェーンがその清潔感を引き立ててくれます。
また、髪の色とのコントラストも重要です。黒髪の方はシルバーやクリアカラーが映えますし、茶髪や少し白髪が混じり始めた方は、ゴールドやブラウン系のレザーが非常に馴染みやすくなります。鏡を見て、顔全体のトーンが明るくなるものを選んでみてください。
試着ができる場合は、実際にメガネをかけて、さらに「外してぶら下げた状態」の両方をチェックしましょう。装着時におしゃれでも、ぶら下げた時に胸元で邪魔に見えるようでは、実用面でストレスを感じてしまいます。
お手入れのしやすさもチェック
メガネチェーンは肌に直接触れる時間が長いため、皮脂や汗の影響を受けやすいアイテムです。長く愛用するためには、お手入れのしやすさも重要な選択基準になります。
金属製は汚れを拭き取りやすいですが、メッキが剥がれにくい品質のものを選ぶ必要があります。レザーは水濡れに注意が必要ですが、専用のクリームでケアすることで長持ちします。ナイロンやシリコン素材は、丸洗いできるものが多いため、夏場やスポーツ時には非常に衛生的です。
不潔な状態のチェーンは、それだけで「ダサい」を通り越して不快な印象を与えかねません。メンテナンスを楽しみながら使い込める素材を選ぶか、あるいはメンテナンスフリーでガシガシ使えるものを選ぶか、自分の性格に合わせて選ぶのが吉です。
パーツ(接続部分)の強度とデザイン
見落としがちなのが、メガネのツル(テンプル)に固定するゴムパーツの質です。ここが緩みやすいと、メガネが外れて落ちてしまう原因になります。最近では、ゴムの中に金具が入っており、締め付けを調節できるタイプが一般的です。
また、この接続部分が目立ちすぎると、デザインの邪魔になることがあります。高級なグラスコードは、このパーツ自体にも意匠が凝らされていたり、シリコン製で透明度が高く目立たないようになっていたりします。
チェーンそのものだけでなく、「メガネとどう繋がるか」という細部までこだわっている製品を選ぶことで、全体の質感が底上げされます。細かい部分にまで気を配るのが、真のおしゃれ上級者の条件です。
【メモ】
最近ではメガネチェーンとしてだけでなく、マスクコード(マスクストラップ)として兼用できるタイプも増えています。フックの形状が工夫されているものを選べば、一つのアイテムで二通りの使い方ができ、コスパも抜群です。
男のメガネチェーンがダサいと言われないためのまとめ
「メガネチェーン 男 ダサい」という不安は、適切なアイテム選びとコーディネートのコツを知ることで、簡単に解消できることがお分かりいただけたかと思います。かつての「おじいちゃんの便利グッズ」というイメージは、現代の洗練されたデザインによって、今や「大人のこだわりアイテム」へと昇華しています。
おしゃれに見せるためのポイントは、まず「素材の質感」にこだわることです。安価なプラスチックや派手すぎるゴールドを避け、本革やマットな金属、機能的なアウトドアコードなど、自分のライフスタイルに合った質の良いものを選びましょう。そして、時計やベルト、服装の襟元との調和を意識することで、チェーンは顔周りを彩る立派なアクセサリーになります。
メガネチェーンは、単に利便性を追求するだけでなく、メガネという相棒をより身近に、そして大切に扱うための紳士の道具です。機能性とファッション性を兼ね備えた一本を手に入れて、日常の仕草をよりスマートに、より自分らしく演出してみてはいかがでしょうか。もう「ダサい」なんて言わせない、自信に満ちたメガネライフがそこから始まります。




